北川さんと岡崎さん @本社事務所

先日、神戸の本社事務所にお客様が2人遊びに来られた。
お1人は、日本屈指のグラフィックデザイナーでありアートディレクターの北川一成さん。
もう1人は、個人的にも大変仲良くさせていただいてる子供服ファミリアさんのRock’n’roll社長、岡崎忠彦さんだ。

potomak kitagawa okazaki kanasashi

岡崎さんとはボチボチ長いお付き合いをさせていただいているが、北川先生とはまさにひょんなことから少し前に知り合ったばかり。

またかと言われそうだが、お酒を飲み倒してカラオケを歌い倒すという一夜をご一緒させていただいたのが初めだ。
ただ、その時は僕の不勉強で北川先生が日本を代表する大変ご高名な方とは存じ上げず、恐縮ながら「激しく歌う、呑兵衛」と、記憶に刻まれてしまっていた。

そして、そこで終わらないのが人との出会いの面白いところ。

その後、僕が暑さがぶり返した代官山を歩いていると、なんと偶然にもその北川先生と遭遇。両手には冷えたビールをぎっしり詰めたコンビニ袋をぶら下げていらっしゃった。
当然なりゆきで、昼の2時から先生の事務所にお邪魔して冷えたビールを御馳走になることに…。

そんな「ひょん」の後でのご訪問であるからして、もちろん真っ昼間からビール、ハイボールと盃が進んでしまうのは致し方ないところ。加えて岡崎さんもよく飲まれる方なので、それはもう。

酒の肴になる話題は、北川さんの好きな考古学ジャンルから、よりマニアックな”人体系”に展開。発掘された過去の人類の頭蓋骨の状態に、歴史のパズルの符号がはまっていくことに知的興奮を感じてらっしゃるようだ。

聞けば、北川さんが今読んでいるのが『骨は語る』という本だそうだ。
とってもスリリングかつ知的で楽しい最高に面白い北川さん。なるほど、さすがに世界にも知られる活躍をされる方だと納得すると同時に、僕の中の記憶は新たに「激しく歌う、骨好き呑兵衛」と更新された。誠に恐縮ながら。

potomak kitagawa okazaki kanasashi

今回あまり触れられなかったRock’n’roller岡崎社長のRockでRollな話は
また後日お届けすることにしよう。



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神戸旧居留地 夏祭り @十五番館

僕たちが『TOOTH TOOTH maison15』として運営させていただいている
神戸旧居留地にある国の重要文化財『十五番館』。

TOOTH TOOTH maison15

前回の投稿と時期が前後してしまうが、
8月下旬、この十五番館であるところの『TOOTH TOOTH maison15』にて
「真夏の夜の夢」と題して、屋敷全体に妖艶な夏祭りの装飾を施し、
“ジャポニズム”のテーマのもと、音楽とお酒、着物などをフィーチャーした
一夜限りのお祭りを開催した。

potomak maison15

久しぶりに拝聴させていただいた、神戸の2大カリスマDJ
大倉カイリ氏、松田光司氏の流石の選曲は、酔いどれた心と体に沁みわたった。
沁みわたりすぎた僕は月亭可朝みたいである。
potomak maison15 kylie matsuda

神戸の着付け教室「モダン波止場/モダンマーケット」さんが
来場者の女性たちに着物や浴衣の着付けをしてくれて、館内は華やか。
potomak maison15
potomak maison15
ドリンクブースでは

ノーベル賞の晩餐会で唯一使われたお酒『福寿』の神戸酒心館さん
potomak maison15 fukuju
個人的には白ワインが絶品だった、京都の丹波ワインさん
potomak maison15 tamba wine

そして、神戸・布引の水のARIGATO-CHANという
素晴らしいラインナップが協力していただき、みんなを楽しませていただいた。
皆様ご協力、本当にありがとうございました。

 

potomak maison15
19世紀、1800年代にアメリカ領事館として建てられたこの屋敷で、当時繰り広げられたであろう光景、空気、笑顔は、
21世紀、2013年に『TOOTH TOOTH maison15』で少しは再現できただろうか?
うん、当時の人たちが見たら「HAHAHA! CRAZY GUYS!」なんて笑ってくれるんじゃないだろうか。
たぶん。

 




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シャンパンナイト @UMEKITA FLOOR

先日グランフロント大阪にて、全館挙げてのイベント『シャンパンナイト』が催された。
当然の成り行きとして、イベント大好き”UMEKITA FLOOR”もフロア全体がお祭り騒ぎに。

<ミュージック><セクシー・ガール><笑い>がフロアのあちこちで繰り広げられ、
シャンパン色に染まったフロアに極彩色の花を添えてくれた。

 

1発目は彼、ゴー☆ジャスのステージ。
登場した途端、フロアのテンションがグッと上がる。
potomak umekita

 

ステージが終わるとそのまま、セクシーダンサーズとブラスバンドを引き連れてフロアを練り歩く。
みんな笑顔!笑顔!笑顔!

GOR GEOUS umekita potomak

うーん、このハッピー+グリッターな感じ、”UMEKITA FLOOR”にピッタリだったかもしれない。

そしてゴー☆ジャスがフロア全域のテンションを上げ回った後は、バンドによるライブ!
この写真以外にも、フロアのあちこちでライブが勃発するプチフェス状態で
その様子を見て回るだけでも楽しくなってしまうような状況だった。
umekita potomak

 

そしてトドメは、セクシーダンサーズの妖艶なるダンス!
しかもDJまでキュートなお姉さんときているから用意がよろしい。

周囲には男性諸君が群がり、ケータイカメラの放列が敷かれたのは言うまでもない。
umekita potomak

男だけでなく女の子も、カップルも、おじさん諸氏も、大いに弾けたクレイジーな夜だった。

ちなみに僕は、比較的大人しくこのお祭り騒ぎを楽しませていただいた次第。
potomak umekita
なお、”UMEKITA FLOOR”では9月27日にも、お酒+美女というなんとも美味しすぎるイベント
Cocktail Fetish by レミーコアントロージャパン』が開催される。
これもまた輪を掛けて盛り上がること間違いなさそうなので
今回は見逃した方も今からスケジュール調整をオススメしたい。

UMEKITA FLOOR のホームページ

ゴー☆ジャスのブログ

BLITZ AND SQUASH BRASS BANDのホームページ

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夏期休暇&視察 @タイ その5

その4からのつづき。

 

海辺のパラダイスを離れ、締めくくりは東南アジアのハブ都市・バンコクへ。
この街は、さながらM&○のマーブルチョコをぶちまけたかのような極彩色。
ブレードランナー。未来世紀ブラジル。
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鳥肌が立ちそうな混沌のただ中を、トゥクトゥクは突っ走る。
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ぶっとびおしゃれな最新のタイモード。
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想像を絶するスピードとハングリーさ。
誰も彼もを踊り狂わせるパワー。
商売のスリルとワクワク感。

そんなすべてが剥き身のままそこにある都市、バンコク。
面白くないわけがない。

 

熱せられ、揺られ、癒され、煽られて
ココロもカラダもグルンと1回転させられたかのような、タイの旅もこれにて完結。

このインプットが、どこでどんな形でアウトプットされるのか。
僕自身も楽しみにしたいところである。

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夏期休暇&視察 @タイ その4

その3からのつづき。

 

ピピ諸島は、たくさんの島が点在し独特の風景を作っている。
島々の交通機関は、基本的に海上を行く簡素な船のみ。
だからこそ、美しい景観を保つことが出来ているのだろう。

そして今回の大きな目的のひとつが、この島々の中にある、ある場所を訪れることだった。
それは、レオナルド・ディカプリオの主演映画『THE BEACH』のロケ地となった、ピピレイ島のマヤ湾。

言うまでもなく、そこへ向かうのも船だ。
穏やかな浅瀬から出て沖合へ進むと、大海のうねりをモロに受けて船は盛大に揺れる。
船酔いする人にとってはつらい道中である。
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そんな苦行を乗り越えた者だけが目にすることができるのが、
まさに「THE BEACH」と呼ぶにふさわしい、この天国のような風景だ。
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この日は本当にラッキーだったようで、雨期真っ只中の奇跡的な晴れ間だったそうだ。
世界的に知られる映画ゆかりの地ということで、普段は多くの観光客で賑わうらしいが
雨期ど真ん中ということもあってか人もほとんど居らず、楽園を独占状態。

ふと見れば、そんな砂浜の片隅に寄り添うように白人男性が数人。
おやおや、こんなところでもBOY’S LOVEかしら…なんて思っていたら
なんと、ここまで来た喜びのあまり岩から飛び降りた(!)男が
両足首を骨折(!!)して動けなくなっていた。
そこから繰り広げられた現地ガイドたちと白人たちの救出劇は、まるで映画の1シーン。
やはり旅はいろんなことが起こるものだ…。

ちなみにこの島、リーフに囲まれて波も荒いので船が接岸できない。
つまり、近くまで船で行ったあとは、なんと泳いで辿り着くほかないのであった。
その困難さと恐ろしさは…皆さんの想像にお任せすることにしよう。

そういえば映画『THE BEACH』も、美しいけど恐ろしい映画だった。

 

というわけで、タイの旅行&視察記も次回が最終回。
また近日。

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夏期休暇&視察 @タイ その3

その2からのつづき。

 

暮れゆくビーチ、今宵はこのベッド?の上で晩御飯。
満点の星空の下、寝転んで食べられちゃう幸せ。
これぞ、憧れの「涅槃食べ」である。
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さぁ、BBQ。
好きなものを、好きなだけ焼いてくれるゼイタク。
とはいえ基本は、エビ・カニ祭り。
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そして、ロブスター、ロブスター、ビッグロブスター!

というくらいに
島に滞在中は巨大甲殻類を食べ続けたんだが、
幸い僕の背中は赤固くなったりしていないようだ。
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こんなふうに未知の飲食スタイルを発見・体感することが
また新しい業態の発想欲求を刺激してくれるのである。

そんなわけで、ワクワクしっぱなしの旅はまだつづく。

ではまた近日。

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夏期休暇&視察 @タイ その2

その1からのつづき。

 

不意の発熱からもなんとか回復。
クラビから船でピピ島トンサイベイへ。

さらにそこから木造のロングテールボートに揺られ、
美しすぎる海とホワイトサンドが広がるジボラへ。

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雨季にもかかわらず、奇跡の晴天。
ゆっくりと時間が流れる。
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予定してた部屋がご厚意で(?)まさかのアップグレード。
なんと、ジャングルに囲まれたプール付バンガローに!
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そしてお世話係はこちら、タイのミ○ツ・マングローブちゃん。
あぁ、やっぱり金指は熱さにやられて…などと、変なこと想像しないように。
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そんなふうに、楽園の日は穏やかにゆるやかに暮れていくのであった。

つづきはまた近日。

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夏期休暇&視察 @タイ その1

少し前に夏季休暇と現地の視察を兼ねてタイへ行ってきた。
まずは南部の町、クラビへ。
緑生い茂るジャングル然としたこの地は、まだまだ日本人が少ない。

さてさて、今回の旅ではどんな出会いが待っているだろうか?

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ホテルのプールから。島々が浮かぶ水平線までそのまま繋がっているかのような光景。

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アジアが香るウェルカムプレート。素敵★

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鮮やかに美しい果実の恵みたち。

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ドライフルーツ、ナッツに種。乾き物もいちいちキュート。

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「Honey」とあるプレートの後ろには…なんと蜂の巣から直接ハニーが垂れ流し。これは新鮮。

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色とりどりの恋も、熱帯ジャングルのプールサイドならでは…か。

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これがなんとドアストッパー。可愛らしい。

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プールサイドの熱さにアテられたか、その後自分も熱を出して寝込んでしまった。黄色い袈裟に包まれた涅槃の僕。ミイラ仏に合掌。

そんなワケで、いきなり熱帯ならではのアレコレを全身で味わった僕なのだった。

続きはまた近日。

 

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産学協同プロジェクトで授業参加 @神戸電子専門学校

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教室の前でエラそうなことを…

 8月26日。神戸電子専門学校のグラフィックデザイン学科にて、ポトマックの神戸地区の店舗を課題に使っての授業に参加させていただいた。いわゆる産学協同プロジェクトの一環である。

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話させてもらったりしつつ…

 課題の内容は店舗の紹介を絡めたMAPの制作なのだが、そこはねじれてナンボのポトマック。”サブカルチャー&カフェ”という、20歳になるかならないかの学生さんたちには難解というか「そもそもサブカルって?」と面喰らいそうなお題が加えられている。
 コンセプト立案から仕組み・仕掛け、さらに紙媒体としてのグラフィックデザインを短期間で作り上げる大変な課題に、取り組んだ皆さんは苦労したと思う。ご苦労さまでした。

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学生さんたちの思いのこもったプレゼンに、あーだこーだとコメントするオトナたちの図。でもホントに力作揃いで選考は難航しました。

 当日は十数名の学生さんたちの作品のプレゼンテーションを拝見し、それぞれにコメント、最終的に上位3名を選ぶといった役割を仰せつかったのだが、僕自身「サブカルチャー」「カフェ」「デザイン」に、改めて向き合う良い時間になったように思う。

 楽しいことを見つける知的好奇心は、人の生き方を豊かにしてくれると思う。生き方・価値観は人の数だけ存在している。
 他の人との差異に心躍らされたり、好きなものに共感したり癒されたり。
 そんなことを露わにする「魔法の使い方」の授業は、素敵な未来を期待させてくれました!

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西畠清順氏とトークショウ @UMEKITA FLOOR

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 先日8月17日、僕が総合プロデュースさせていただいたグランフロント大阪の『UMEKITA FLOOR』にて、プラントハンターの西畠清順さんとトークショウをさせていただいた。

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これはフロアのジャングル化イベント設営中の様子。普段のUMEKITA FLOORをご存知の方には、そのやりすぎ感が伝わるのではないかと。

 この夏、清順さんの手で『UMEKITA FLOOR』をかなり本気にジャングル化してしまう「熱帯夜の夢」なるイベントが行われたのだが、これはそのシメというワケである。
 亜熱帯やらどこかの秘境から持ってきた、摩訶不思議な植物たちに囲まれてのトークショウは、『そらみみ植物園』という本の出版にも合わせてのもので、たくさんの植物好き・清順ファンが集まり喜んでいただいた。そんなことはつゆ知らぬ一般のお客様は、植物の発する異様なエネルギーせいか、いつもよりエロテックかつ、ハッピーに真夜中まで飲み騒いでいたように思う。

 清順さんは植物の持つ無限の宇宙に命ごと飛び込み身悶えながら、僕たちが忘れかけていた心の豊かさに揺さぶりをかける、誠実な快楽主義者だ。

soramimi shokubutsuen seijun umekita

こちらが清順さんの新刊『そらみみ植物園』。植物の持つ神秘性と底知れぬパワー、あとエロティシズムにご興味をお持ちの方は、ぜひ手に取ってみていただきたい。

 トークショウは21時からということで“ムラムラくる話”を……と思っていたのだが、最前列に座っていた幼い姉妹の瞳がまっすぐ過ぎて、僕も清順さんも意外といい奴になってしまった。
 その反動か、打ち上げの席ではたっぷりとお互い変態自慢をしあったのだが、いつの日にか、満開の桜の木の下で心が打ち震える馬鹿話をしたいものだ。

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