“イケメンズ” in Brooklyn ~ N.Y. Vol.3

リレー形式でお送りしていているポトマック流N.Y.旅行記。
第3弾は、神戸・ファランクス事業部ゼネラルマネージャー藤井がお届けします。

potomak new york Brooklyn前回登場の森野GMが、社内では雨どころか嵐まで呼ぶ”最強の雨男”として定評のある男でして、せっかくの僕の初アメリカ・初N.Y.が……意外にも素晴らしい快晴!
これは幸先良いですよ!

 
それでは、テーマは『BROOKLYN 食レポ!』でいってみましょう!

 
1発目は…アメリカといえば外せない「ステーキ」!

「PETER LUGER STEAK HOUSE」
(ピーター・ルーガー・ステーキ・ハウス/ステーキハウス)

1887年にオープンしたN.Y.のステーキハウスの代名詞ともいわれるこの店。
ザガット・サーベイ人気NO.1 & ミシュラン1つ星のステーキハウスです。
やっぱりみんなステーキが食べたいんですね~。店内は超満員!

オーダーしてから料理が届くまでの間、他のお客様のテーブルをキョロキョロ目移り…。

potomak new york Brooklyn Peter Luger Steak House[左]全米人気ステーキレストランNo.1の賞状がBARの前にズラリ!
[中]これが名物「Tボーンステーキ」。まさにTHIS IS THE STEAK!フィレとサーロインを交互にいただけて、大満足◎
[右]かわいらしいピンク色のウシのピン。裏には「M.RARE」と焼き加減の表示。おしゃれです。
potomak new york Brooklyn Peter Luger Steak House[左]締めの「巨大サンデー」。たっぷりホイップとバニラでとろける心とお腹!コインチョコをちりばめる演出もニクい!
[中]にこやかに、そして自信満々に「美味しいでしょ」と話しかけてくるスタッフ。
[右] こちらがピーターさん。

さすが老舗、さすが名物、これぞPeter Luger Magic! ごちそうさま。

 
続いては、ちょうど土日に開催されていた野外マーケットへ!!

 

「SMORGASBURG」(スモルガスバーグ/フリーマーケット)

この「SMORGASBURG」は、Brooklynで毎週末開催されている「食」に特化したフリーマーケット。
軽食、ドリンク、デザートなど様々なジャンルの約50の屋台が並んでいます。
N.Y.で話題のお店や新鋭ショップなども出店していて、注目度も高いイベント。

potomak new york Brooklyn smorgas[左]「Blue Bottle Coffee Co.」サンフランシスコ発、こだわり自家焙煎豆のハンドドリップコーヒーのお店。
[中]「Dough」サイズはBIG! お味はSWEET! なアメリカンドーナツ屋さん。
[右]「Pizza Moto」なんと移動式ピザ窯!? どこでも窯焼きピザなんて贅沢~。ニューヨーカー、ピザ好きすぎです。
potomak new york Brooklyn smorgas[左]「Pain D’Avignon」N.Y.で人気のフレンチベーカリー。店員さんが自転車に乗ってますが、まさかこのまま配達?
[中]行列があったので並んでみたら、麺でお肉を挟んだ「NOODLEバーガー」! 日本ではパンで麺を挟んでましたっけ
[右]「LASSI POP」はインド風?アイスキャンディ。N.Y.は「味のるつぼ」でもありますね。売り子さんもカワイイ。

話題になるのも頷ける食のバリエーションと、それぞれが小物やデザイン、演出などにもこだわっていて、見ているだけでも楽しい雰囲気。
そんなマーケットを食べ歩いてお腹も満たされたので、次はCAFE TIMEと洒落込みます。

 

「BROOKLYN PHARMACY & SODA FOUNTAIN」(ブルックリン・ファーマシー&ソーダ・ファウンテン/カフェ)

PHARMACY=薬局なので、カフェと言っておいてなんで?というところですが、こちら、1920年築と歴史ある老舗薬局を改装して作られたお店なんです。
かつては薬の調合に炭酸水が使われていたそうで、オリジナルレシピのソーダドリンクを販売していたことから、ブルックリン発祥の伝統的なドリンク、エッグクリーム(ミルク+チョコレート+シロップの炭酸割り)が名物のドリンクになって現在まで続いているんだそうです。

potomak new york Brooklyn pharmacy soda fountain[左]外観はこんな感じ。確かにN.Y.の街角の薬局という風情です。
[中]ソーダに巨大なアイス!もうこのへんで、いろんなものの巨大さには慣れてきました。
[右]店内にはギターを抱えた男性が。いい感じの演奏で空間を演出してました。金指社長とハイ、チーズ。

建物自体はあと7年で築100年になり、カフェに改装されてからだけでも半世紀。
僕らも100年愛され続けるお店をつくっていかなければ、と心新たにしつつ…次の店にLET’S GO!

 

「Roberta’s」(ロベルタズ/ピザ)

隠れ家的ピザ屋さんとして話題のお店。
ただ、お店までの道のりが、本当に何もない閑散とした街並みで。
一抹の不安を抱えながらテクテクとお店へ向かい…やっと到着!

potomak new york Brooklyn roberta's[左]やっと辿り着いたんですが…そっけないエントランスに不安と期待が入り混じる…
[中]店内に入るとすぐ横でピザ窯がお出迎え!
[右]外のそっけなさとはウラハラに、中は活気ある雰囲気。満席ということでしばらく待合いへ。え? 外?
potomak new york Brooklyn roberta's[左]というわけで、野外で待つことに。手作り感あるテラス席が素敵。
[中]テントの中にはカウンターも。週末のイベント時に開放されるんだとか。
[右]ふと見れば、さりげなく『ROBERTA’S』のロゴや思い思いのイラストが。その雰囲気がカッコイイ。
potomak new york Brooklyn roberta's[左]当たり前のように緑のコンテナが建物に組み込まれていて…その上に2階席!? うーん、発想がファンタスティック!
[中]左手のテントの中では、スタッフたちが野菜やハーブを自家菜園。
[右]広々として心地良いテラス席。
potomak new york Brooklyn roberta[左]軽めの生地に薪窯で焼いた香ばしさが美味しいピザ。
[中]ロメインレタスのシーザーサラダ & カルボナーラ。
[右]オマケで、トイレのドア。やっぱりN.Y.です。

いやいや、興味深すぎて写真が多くなってしまいました。
ここはもう”Roberta’s World”とでもいうか…。きっと彼らのマインドは、僕らが子供の頃に仲間たちと「秘密基地」をつくってた、あの気持ちなんじゃないかと思います。
やりたいこと・欲しいもの・面白いこと・カッコいいものを、思いつくままに集めて『ROBERTA’S』というブランドに詰め込んだ感じ。

それがどんどん広がって、食・音楽・空間・クラフトマンシップ・想像力・夢・アイデア・HAPPY・ワクワク感・自分たちらしさ・イベント・アート・屋台…中身も規模も本当に壮大なものになっている。
あれもこれもあるがゆえの、つかみどころが定まらないMIXTUREなカッコ良さが、ONLY ONEな存在感を生んでるんでしょうね。
テトラポッドの隙間や空き地でつくった秘密基地と較べては失礼か(笑)。

ちなみに、彼らのWebサイトもそういうマインドが爆発してます。
※目がチカチカするので、少しだけ閲覧注意。

 
 
以上、紹介したお店は今回視察で訪れたうちのごく一部ですが、定評のある店、話題の店、人が集まる店には、それぞれに絶対的なウリや、50年、100年続けてきた歴史と揺るがないブランド力、自ら楽しむ発想、楽しませるための進化、実現力とバランス感覚が詰まっていました。
思い返すだけでワクワクしてきます。

このワクワクをポトマックの次のステージに還元し、皆さんにもっともっと楽しんでいただく。
そんなチャレンジを、僕も楽しんでいこうと思います!

次回第4弾は、関東・ソーワット事業部の荒井ゼネラルマネージャーがお届けします。



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“イケメンズ” in Brooklyn ~ N.Y. Vol.2

お待たせしました!
ポトマック流N.Y.旅行記第2弾は、わたくし大阪・オポポナックス事業部ゼネラルマネージャー森野が「Brooklyn Night」をテーマにお届けします。

 
いろいろなトレンドと遊び心が混ざり合ったN.Y.ミックスカルチャーの中でいま最も話題のブルックリン。夜も更けると、続々とオシャレピープルが集い、街をジャックしはじめます。

酒とロックンロールをこよなく愛する金指社長率いる『チーム・イケメンズ』にとって、そんなブルックリンの夜は、刺激的であり官能的であり……要するに、It’s cool!!

 
ではまず、食のトレンドから。

『MAISON PREMIERE』(メゾン プレミア / オイスターバー)

potomak new york老いも若きも男も女もオイスターを楽しみながらワインを一杯。蝶ネクタイのサーヴィススタッフもキマッてます!

やっぱりオイスターブームは世界共通!?
名物「シーフードプラッター」は、数種類の牡蠣以外にも、ロブスター、カニ、ウニなどなど、4段構成の大迫力。
しかもセビーチェ風やタルタル風など、ちょっとしたアレンジが加えられていて、見た目の豪快さとは裏腹な繊細かつ上品な味わい。

potomak new yorkインパクト大のシーフードプラッター! 何でも豪快に見せるのがNY流!?

 

『MEATBALL SHOP』(ミートボールショップ / ミートボール専門店)

potomak new york meat ball shop「MEAT BALL」の看板がカワイイ!

こちらはN.Y.で店舗展開しているミートボール専門店。
こういうユニークなコンセプトの店が多いのも、N.Y.の面白さです。
メニューはマークシート式で、好きな具材を選んでオーダー。
行ってみるまでは「お酒とミートボール???」と思いきや、店内は満席の大盛り上がりなのでした。

potomak new york meat ball shop夜9時を回っても、この活気! ちょっぴりスパイシーなミートボールは、ワインとの相性もGood!

 
 
続いて、ブルックリンのBARシーン。

『SPRITZENHAUS 33』(ビアガーデン)etc

potomak new york bar SPRITZENHAUS 33約300席ほどの店内は平日でも満席! 寒さも関係なく外でもビール! TATOOが可愛いセクシーバーテンダーに、金指社長と浜崎常務もご満悦の様子。

N.Y.で一番愛されるビールが、地元でつくられる地ビール「ブルックリンラガー」。
ここではみんな、平日・週末関係なく酒を飲み交わすエンジョイな空気感がたまりません!

 
 
そして2013年ブルックリンのナイトムーヴメントの象徴がココ。

『BROOKLYN BOWL』(ブルックリンボウル / ボウリング&ライブスペース&BAR)

potomak new york BROOKLYN BOWL壁に描かれたPOPなロゴのエントランスを抜けると……深夜にもかかわらず、人!人!人! ボウリングレーンの横でライブ演奏が!

まさにカオス!
店内は酒に呑まれたパーティーピープルが埋め尽くし、エンドレスに人が群がるBARカウンター、真夜中に繰り広げられる酔っ払いたちのボウリング、NEWORDERを彷彿とさせるような先鋭ロックバンドが生み出すエレクトロかつ重厚な音…。
まるで80年代マンチェスターのハシエンダが現代にトリップしてきたかのような感覚に襲われます。

potomak new york BROOKLYN BOWL深夜のボウリングを楽しむニューヨーカーたち。僕たちもお洒落ニューヨーカーの仲間入り!ちなみにベストスコアは浜崎常務!さすが!
potomak new york BROOKLYN BOWL妖艶な色気を放つBARカウンター。そして酒に群がるニューヨーカーたち。

 
 
そんな刺激に満ち溢れたブルックリンの夜の徘徊に、僕はすっかりグロッキー……

夢と現実のあいだで、『楽しむ』ということの大切さを改めて教えてもらった、ブルックリンの夜でした!

次回、第3弾は神戸・ファランクス事業部の藤井ゼネラルマネージャーがお送りします!



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"イケメンズ" in Brooklyn ~ N.Y. Vol.1

ブルックリンが気になる。久しぶりのN.Y.。
僕の好きな「ユルい」匂いが、いなたいストリートに漂う。

 
実は8年前、僕達はフラリとこの地に足を踏み入れている。
当時はまだお店も少なく、マンハッタンから家賃安さに移り住んだアーティストやミュージシャンたちによる新しいムーブメントが胎動する空気と、どこか冴えない田舎具合が妙に気になったものであった。
ブルックリンブリッジのたもとの街ダンボ(DUMBO)あたりも、その頃は夜になれば身の危険を感じるような倉庫街だった。

それからわずか10年足らず。
そこは日本にも聞こえてくるような新しい感性を持つSHOPが点在するオシャレエリアに様変わりしていた。
とはいえ、まだまだ絶妙にユルくてフリーダム、アーティスティックな雰囲気は生きていて、時代の空気を敏感に映し出して僕たちの感性を刺激する。

NEW YORK potomakストリートの至る所にグラフィティ。「なぜ描くのか?」「そこに壁があるから」By.N.Y.KIDS
NEW YORK potomak目玉のおやじ?キョロちゃん?レベル高っ!
NEW YORK potomakプリミティブアート!レベル高高高!
new york potomak現行犯発見。
new york potomakすっかりBrooklynの街に溶け込むCoolな俺。

今回は海外出陣ということで、弊社の鬼軍曹にして永遠のバックパッカー・浜崎常務の指揮のもと計画が立てられ、テーマは「脱おやじーず」、フレッシュな「チーム・イケメンズ」での遠征となった。

 

new york potomakN.Y.を闊歩するイケメンズ。さながらバックストリートボーイズ…?

 
 
というわけで、今回のレポートはイケメンズ5人によるリレー形式で。
今まさにホットなBROOKLYNや、やっぱり面白いマンハッタンなど、街や飲食のレポートをメインにお送りする(予定)。

おそらく場所も時間もアトランダムに、イケメンズ5人5様のN.Y.~Brooklyn。
次回Vol.2は、イケメンズ1号 大阪事業部・森野ジェネラルマネージャーに登場してもらおう。

乞うご期待!



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Lou Reed Dead.

ルー・リードの訃報。
奇しくも僕たちが Brooklyn~N.Y.から帰国したその日だった。
 

Andy Warhol のあのバナナのジャケット。
ポップアートとN.Y.PUNK。
塵と浸みだらけのニューヨークの内臓と脳みそを
僕たちに曝け出した Velvet Underground。
“Walk on the wild side”が聞こえてきそうなBrooklynのDown Townを
仲間たちと歩いたSunday Morning。
 
合掌。
 

ということで、次回からはN.Y.レポートをお届けしようと思う。

Hey honey, take a walk on the wild side.

※写真:Bar ON THE ROADにて~



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ポトマックサミット2013秋 @神戸

ポトマックでは年に2回、全店舗の店長と料理長が集まる総会がある。
現時点(2013年10月上旬)の店舗が60店舗ということで、各店舗2人として120人のリーダーが集合。そこに各エリアのマネージャー陣や本部スタッフも加わって、かなりの人数が大挙して神戸本社に集結する。

今回は、下半期に入ったということで上半期の結果報告、そして下半期の取り組みを中心に、各事業部と本部からの報告が交わされる。
各店舗の成功事例の共有や意気込みなどが盛り込まれ、真剣なまなざしの中にも時には笑いのある「ポトマックサミット」。

potomak kobe
各々の想いが詰まっているゆえ若干長くなりがちな発表がつづき、後半にはお尻の痛さと睡魔が襲う瞬間もあるのだが(笑)、この後に催される懇親会という名の飲み会に向けて踏ん張る…なんていうのもご愛嬌。それでいいと思っている。

ポトマックグループのリーダーたちが集まり、話を聞いたりしゃべったり。そして、飲んだり騒いだりすることに意味がある。
物理的なものを超えて、ただ一緒にいる。そんなことをとても大切に思う。
potomak kobe

この日の僕から彼らへのメッセージは
「”GIFT!ギフト/贈り物”。ギフトの中身は感動・感激・感謝!」。
「ポトマックらしさを大切に、ポトマックらしく成長しましょう」。
という話。

いつも思っていることだけど、店舗数や年商といった規模が大きいということは否定もしないし悪くないことだと思う。
しかし、それが僕たちの目的ではないし目標でもない。
ポトマックの目的地は、100年続くお店・会社がイメージであるし、かかわる人すべてが輝くことができるポトマックという究極の作品を、仲間と共に作り続けることではないかと、青臭く思う。

お客様、仲間達。そして自分自身が感動・感激・感謝を共有する世界。
それを目指して楽しむ活動の事を「ポトマックらしい」と呼びたいと思う。
これからも、そんなストーリーの共有ができたら幸せだ。
 



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イベントダブルヘッダー @チェルシーマーケット&UMEKITA FLOOR

なにせポトマックが仕掛けるイベントは奇想天外。
9月末の大阪にて、そんなことを再認識する奇天烈イベントのダブルヘッダーがあった。

一発目は、我々がカフェ『COLORS』を出店している大阪・梅田・中崎町『CHELSEA MARKET』の周年イベント。

ここではこれまでにも、音楽からサブカルチャーまでを網羅した濃い内容のイベントを繰り出してきた。
楳図かずお、カジ・ヒデキ、コトリンゴ、大橋トリオ、みうらじゅん、テイ・トウワ、いとうせいこう、羊毛とお花、サイゲンジなどなど…(敬称略)。
ドラァグ・クイーンの登場や、再ブレイク寸前での岡本夏希の出演も、ある意味『CHELSEA MARKET』ならではの倒錯したお祭りだった。
さて今回のイベント”CHELSEA HOURS”はというと……
期待に違わず、異色のデュオ/コンビ3組をコーディネート。
potomak colors chelsea market
独特の世界観で2012フジロックのベストアクトの冠を持つ”チャラン・ポ・ランタン“。
charan-po-rantan potomak colors chelsea market
清楚でイノセント、オシャレ系ガールズユニット”バニラビーンズ“。
vanillabeans potomak colors chelsea market
そして、パリ、欧州が絶賛した”レ・ロマネスク“。
Les Romanesques potomak colors chelsea market
濃。
こんな組み合わせでパーティーやっちゃうの、ここぐらいのもんじゃなかろうか。

そんな興奮冷めやらぬまま、急ぎ足で次の会場へ。
待ち受けるは”COCKTAIL FETISH by レミーコアントロー・ジャパン“なるワン・ナイト・ドリーム。
辿り着いた大阪グランフロント北館6F『UMEKITA FLOOR』では、レミーさんの4種のお酒を手に総勢約20名のモデルにダンサー、生バンドがフロアをジャックするパフォーマンスが繰り広げられていた。

umekita remy potomak
リオの祭りかハーレムの馬鹿騒ぎ、もしくは街を挙げたニューオリンズのジャズ祭りのような健康的なお色気が、ディキシー・ランド・ジャズのメロディーと手をつないでフロアを練り歩く。
老若男女、団体さんもカップルも、笑顔笑顔の”聖者の行進”。

濃厚。

 



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ねじめし逸品 第2回「ロシアのスープ料理」 ~そしてプーシキン。

現在、旧居留地の神戸市立博物館にて『プーシキン美術館展 フランス絵画300年』が開催中だ。

モネ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ピカソ、ルソー…と、印象派のスターが勢ぞろい!(もちろん印象派以外も多数)
モスクワの美術館にこんなにもフランス絵画が収蔵されてるってことは、ロシアの貴族達はかなり、おフランスフェチだったんだろうな。

今回、ポスターやパンフレット等でイメージビジュアル的に使われてるのが、ルノワールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」。
豊かな色彩で描かれた可愛らしい女の子の肖像画だ。
神戸はもとより、関西各地の駅などで大々的に宣伝されているので、皆さんも目にされたかも?

 
さて、そんなプーシキン美術館展と神戸のお店がコラボレーション。
展にちなんだ美味しいタイアップメニューを期間限定で提供中だ。

pushkin potomak kobe各所で配布中の神戸たべあるきMAP

特設サイトもオープン中なので、秋の神戸のアート散歩のヒントにご覧あれ。

 
そんなわけで今日のランチは、そのひとつ「TOOTH TOOTH maison15th」でいただきます。
こちらのタイアップメニューは
“サリャンカ 〜鶏モモ肉とたっぷり野菜とビーツのロシアンスープ”。

pushkin potomak kobeロシアで人気のあるスープ料理「サリャンカ」をTOOTH風にアレンジ。ジューシーなチキンにビーツの赤色が印象派!

pushkin potomak kobeサワークリームがアクセント。美味しゅうございました。

 
「芸術が愛らしいものであってなぜいけないんだ?世の中は不愉快なことだらけじゃないか」と
陽気なルノさんのお言葉。
幸せを描き続けたルノさん。

さらにはこんなこともおっしゃっている。
「もし婦人の乳房と尻がなかったら、私は絵を描かなかったかもしれない」。

…納得。

 
ともあれ、開催は12月8日まで。
是非皆さんも、ジャンヌ・サマリーちゃんに会いに行ってみて。

Renoir pushkin potomak kobe映画「ルノワール 陽だまりの裸婦」も10月よりロードショー。 HPは→コチラ



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ねじめし逸品 第1回 『中国菜 二位』

旧”ねじレノン”でもそうだったが、美味い飯屋の話をした時は鋭い反応があった。
以前書いた際にはお店の名前を伏せていた事もあって「なんで教えないのだ」「自分ばかりずるいのではないか」など、たいへんなお叱りと苦情が殺到する羽目に。
僕の周りに食いしん坊たちが多いこともあるだろうが「食べ物の恨みは恐ろしい」を実感する一幕だった。

そんなわけで、新装なった当ブログでは『ねじめし逸品』と題したシリーズで僕が出会った素晴らしい「一品・逸品」をレポートしていこうと思う。

 
第1回は…ここから始めないわけにはいかないだろう。
先述の「食べ物の恨み事件」を生んだ記事で紹介した「うにそば」のお店、中華料理『中国菜 二位』さん。
ついに開陳である。

カウンター6席、2テーブル席と、10人も入れば一杯になるとっても小さなお店。
ちょっと強面の大将(実はとっても優しい)と、可愛らしく素敵な奥様(とっても天然)のお2人で切り盛りしてらっしゃる。

なんでも美味く、辛いものはとことん辛い。
麻婆豆腐を調理する際、店内に辛味空気が充満して室内の人間は皆咳き込み、涙するという名物タイムもご愛嬌だ。

奥様と話しながら今日の気分でメニューを決めるのが、これまた楽しい。
淡路の”由良うに”のシーズンであれば〆に件の「うにそば」は外せないのだが、今回は奥様の薦めに素直に従って「うにチャーハン」にチャレンジしてみた。

それがこちら。

potomak kobe

さっぱり炒められた焼き飯の上に、とろ~りとかけられた黄金の餡には、炙られ香り立つ”うに”がキラキラきらめく。
文句なしに美味い。
御馳走様でした!



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ポトマック企画デザイン室 @本社オフィス

飲食店というのは、”飲”と”食”を心地良くご提供する以外にも
実はいろいろやることがありまして。

そのひとつが、メニューやフライヤーなどをはじめとして
様々な場面で必要になってくるグラフィックデザイン。

メニューブックやエントランスのボードなんかのデザインには
多かれ少なかれ、その店・企業のセンスや思い入れが映し出されてくる。
だからこれは、”飲”と”食”同様に重要な部分なのである。

ポトマックでそこを担ってくれているのが、
ほとんどが女の子で構成される企画デザイン室。

potomak kobe toothシド、ガラモン、スタルク、ギブソン…豚にはピエール・バルー先生の直筆サイン。
potomak kobe tooth企画デザイン室を覗く。

手前ミソになってしまうが、
とてもファンタスティックな作品をクリエイションする
“力強~い”オサレ女子集団だ。

potomak kobe tooth店舗のデザインコンセプトを打ち合わせ。妥協はしまへん。
potomak kobe tooth新メニュー試食会でも活躍。厳しい意見がビシバシ。

そしてついでに言えば
僕のファッションに遠慮なくダメ出しする
“強〜い”女性たちでもある。

感謝。

potomak kobe toothあれもこれもデザインデザイン!



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神戸本社オフィスの話 @メリケンパーク

potomakの本社は、神戸港に面するメリケンパークに置かせていただいている。
海風吹くこの公園は神戸を代表する観光名所にもなっていて、海には大小の船が行き交い、夏には花火大会も開催されるなど、とても気持ちのいい場所だ。

Frank O. Gehry potomak kobe fish dance

Frank O. Gehry potomak kobe社屋は、1987年に神戸開港120年を記念して世界的に有名な”ぐにゃぐにゃ”建築家フランク・ゲーリー様が設計、安藤忠雄様の監修によって建立。
蛇をイメージした渦巻き状の建物に寄り添うように、巨大な魚のオブジェ<フィッシュ・ダンス>がそそり立つ。

そんなワンダフルな建造物にもかかわらず、バブルが弾けた頃には地球上から忘れ去られてしまっていた。
この由緒正しき廃墟となっていた建物を、阪神淡路大震災後にpotomakが本社として利用させていただき、そこにcafe fishを併設して今に至っている。

Frank O. Gehry cafe fish dance potomak kobe

内部は無駄スペースが多く、夏暑く冬寒く、経年劣化もあって雨漏りまでする始末。
あの複雑怪奇な軟体生物のようなグッゲンハイム美術館を作った大先生ならではの妄想と歓喜あふれるこの建築においては、使い勝手など屁の河童、駅弁につける爪楊枝の如きものなのだろう。

なかなか我々凡人には理解しづらいところだが、いつからか神戸の波止場になくてはならない風景になっている。


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