リレー形式でお送りしていているポトマック流N.Y.旅行記。
第3弾は、神戸・ファランクス事業部ゼネラルマネージャー藤井がお届けします。
前回登場の森野GMが、社内では雨どころか嵐まで呼ぶ”最強の雨男”として定評のある男でして、せっかくの僕の初アメリカ・初N.Y.が……意外にも素晴らしい快晴!
これは幸先良いですよ!
それでは、テーマは『BROOKLYN 食レポ!』でいってみましょう!
1発目は…アメリカといえば外せない「ステーキ」!
「PETER LUGER STEAK HOUSE」
(ピーター・ルーガー・ステーキ・ハウス/ステーキハウス)
1887年にオープンしたN.Y.のステーキハウスの代名詞ともいわれるこの店。
ザガット・サーベイ人気NO.1 & ミシュラン1つ星のステーキハウスです。
やっぱりみんなステーキが食べたいんですね~。店内は超満員!
オーダーしてから料理が届くまでの間、他のお客様のテーブルをキョロキョロ目移り…。
[左]全米人気ステーキレストランNo.1の賞状がBARの前にズラリ!
[中]これが名物「Tボーンステーキ」。まさにTHIS IS THE STEAK!フィレとサーロインを交互にいただけて、大満足◎
[右]かわいらしいピンク色のウシのピン。裏には「M.RARE」と焼き加減の表示。おしゃれです。
[左]締めの「巨大サンデー」。たっぷりホイップとバニラでとろける心とお腹!コインチョコをちりばめる演出もニクい!
[中]にこやかに、そして自信満々に「美味しいでしょ」と話しかけてくるスタッフ。
[右] こちらがピーターさん。
さすが老舗、さすが名物、これぞPeter Luger Magic! ごちそうさま。
続いては、ちょうど土日に開催されていた野外マーケットへ!!
「SMORGASBURG」(スモルガスバーグ/フリーマーケット)
この「SMORGASBURG」は、Brooklynで毎週末開催されている「食」に特化したフリーマーケット。
軽食、ドリンク、デザートなど様々なジャンルの約50の屋台が並んでいます。
N.Y.で話題のお店や新鋭ショップなども出店していて、注目度も高いイベント。
[左]「Blue Bottle Coffee Co.」サンフランシスコ発、こだわり自家焙煎豆のハンドドリップコーヒーのお店。
[中]「Dough」サイズはBIG! お味はSWEET! なアメリカンドーナツ屋さん。
[右]「Pizza Moto」なんと移動式ピザ窯!? どこでも窯焼きピザなんて贅沢~。ニューヨーカー、ピザ好きすぎです。
[左]「Pain D’Avignon」N.Y.で人気のフレンチベーカリー。店員さんが自転車に乗ってますが、まさかこのまま配達?
[中]行列があったので並んでみたら、麺でお肉を挟んだ「NOODLEバーガー」! 日本ではパンで麺を挟んでましたっけ
[右]「LASSI POP」はインド風?アイスキャンディ。N.Y.は「味のるつぼ」でもありますね。売り子さんもカワイイ。
話題になるのも頷ける食のバリエーションと、それぞれが小物やデザイン、演出などにもこだわっていて、見ているだけでも楽しい雰囲気。
そんなマーケットを食べ歩いてお腹も満たされたので、次はCAFE TIMEと洒落込みます。
「BROOKLYN PHARMACY & SODA FOUNTAIN」(ブルックリン・ファーマシー&ソーダ・ファウンテン/カフェ)
PHARMACY=薬局なので、カフェと言っておいてなんで?というところですが、こちら、1920年築と歴史ある老舗薬局を改装して作られたお店なんです。
かつては薬の調合に炭酸水が使われていたそうで、オリジナルレシピのソーダドリンクを販売していたことから、ブルックリン発祥の伝統的なドリンク、エッグクリーム(ミルク+チョコレート+シロップの炭酸割り)が名物のドリンクになって現在まで続いているんだそうです。
[左]外観はこんな感じ。確かにN.Y.の街角の薬局という風情です。
[中]ソーダに巨大なアイス!もうこのへんで、いろんなものの巨大さには慣れてきました。
[右]店内にはギターを抱えた男性が。いい感じの演奏で空間を演出してました。金指社長とハイ、チーズ。
建物自体はあと7年で築100年になり、カフェに改装されてからだけでも半世紀。
僕らも100年愛され続けるお店をつくっていかなければ、と心新たにしつつ…次の店にLET’S GO!
「Roberta’s」(ロベルタズ/ピザ)
隠れ家的ピザ屋さんとして話題のお店。
ただ、お店までの道のりが、本当に何もない閑散とした街並みで。
一抹の不安を抱えながらテクテクとお店へ向かい…やっと到着!
[左]やっと辿り着いたんですが…そっけないエントランスに不安と期待が入り混じる…
[中]店内に入るとすぐ横でピザ窯がお出迎え!
[右]外のそっけなさとはウラハラに、中は活気ある雰囲気。満席ということでしばらく待合いへ。え? 外?
[左]というわけで、野外で待つことに。手作り感あるテラス席が素敵。
[中]テントの中にはカウンターも。週末のイベント時に開放されるんだとか。
[右]ふと見れば、さりげなく『ROBERTA’S』のロゴや思い思いのイラストが。その雰囲気がカッコイイ。
[左]当たり前のように緑のコンテナが建物に組み込まれていて…その上に2階席!? うーん、発想がファンタスティック!
[中]左手のテントの中では、スタッフたちが野菜やハーブを自家菜園。
[右]広々として心地良いテラス席。
[左]軽めの生地に薪窯で焼いた香ばしさが美味しいピザ。
[中]ロメインレタスのシーザーサラダ & カルボナーラ。
[右]オマケで、トイレのドア。やっぱりN.Y.です。
いやいや、興味深すぎて写真が多くなってしまいました。
ここはもう”Roberta’s World”とでもいうか…。きっと彼らのマインドは、僕らが子供の頃に仲間たちと「秘密基地」をつくってた、あの気持ちなんじゃないかと思います。
やりたいこと・欲しいもの・面白いこと・カッコいいものを、思いつくままに集めて『ROBERTA’S』というブランドに詰め込んだ感じ。
それがどんどん広がって、食・音楽・空間・クラフトマンシップ・想像力・夢・アイデア・HAPPY・ワクワク感・自分たちらしさ・イベント・アート・屋台…中身も規模も本当に壮大なものになっている。
あれもこれもあるがゆえの、つかみどころが定まらないMIXTUREなカッコ良さが、ONLY ONEな存在感を生んでるんでしょうね。
テトラポッドの隙間や空き地でつくった秘密基地と較べては失礼か(笑)。
ちなみに、彼らのWebサイトもそういうマインドが爆発してます。
※目がチカチカするので、少しだけ閲覧注意。
以上、紹介したお店は今回視察で訪れたうちのごく一部ですが、定評のある店、話題の店、人が集まる店には、それぞれに絶対的なウリや、50年、100年続けてきた歴史と揺るがないブランド力、自ら楽しむ発想、楽しませるための進化、実現力とバランス感覚が詰まっていました。
思い返すだけでワクワクしてきます。
このワクワクをポトマックの次のステージに還元し、皆さんにもっともっと楽しんでいただく。
そんなチャレンジを、僕も楽しんでいこうと思います!
次回第4弾は、関東・ソーワット事業部の荒井ゼネラルマネージャーがお届けします。